ハヤシライスとデミグラスソース

ハヤシライスの名前の由来にはいくつかの説がありますが、その代表的な説にハッシュ(薄切り、または細かく切ること)したビーフ(牛肉)の意味である”ハッシュドビーフ”+”ライス”(ご飯)→ハッシュドビーフライス→ハッシュライス→ハヤシライスとなったという説があります。名前の由来のとおりハヤシライスは、ご飯の上に薄切り又は細かく刻んだ牛肉を、玉ねぎやにんにく、マッシュルームなどと炒めあわせ、水、赤ワイン、ローリエなどを加えて煮込んで作ったデミグラスソースをかけて出来上がります。デミグラスソースを作るためには手間と時間がかかります。この為ハヤシライスをつくる場合、市販のペースト状のルーや缶詰など使ってつくる人が圧倒的に多いのが現状です。

ビーフシチューとデミグラスソース

ビーフシチューといえば洋食の定番メニューです。ビーフシチューにデミグラスソースは欠かせません。家庭でデミグラスソースをはじめから作ろうとするとかなりの手間と時間がかかる為レトルトや缶詰のデミグラスソースをうまく利用してプラス家庭の味にアレンジして食卓に出している主婦の方も多いと思います。デミグラスソースの語源はフランス語のデミ(半分)とグラス(鏡・硝子)から来ていて、ソースの表面が硝子や鏡のように艶々に光るように、ソースを半分になるまで煮詰めて作ることからこの名前がついたと言われています。洋食やさんではこのデミグラスソースを作る為に何日も何日もとろ火でじっくり煮詰めて濃厚な深い味わいのソースをつくっている事が多く、こうして丹念につくられたデミグラスソースの味がお店の人気を左右すると言っても過言ではありません。

洋食やさんの定番メニュー

日本においての洋食とは、明治時代以降に西洋料理の料理人が西洋料理を日本人の好みに合うようにアレンジして作り上げていった料理ジャンルのひとつです。もともとの西洋料理とはまったく別のものと考えていいでしょう。この様に確立された洋食は日本経済が飛躍的に成長を遂げた昭和30年代〜40年代のデパートの食堂の看板メニューとなりました。当時は洋食が”ハイカラ”な存在でしたが食生活の変化に伴い現代では家庭へと浸透して、食卓をかざる定番メニューとなっています。ハヤシライス・カレーライス・ビーフシチュー・オムレツ・コロッケ・スパゲティナポリタン・グラタン・エビフライ…などのメニューは、今ではすっかり日本人にとってのおふくろの味となっています。

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